2023/01/03 作成

会津水沼駅

只見線らしい杉林の中に佇む1面1線の単式ホーム。しっくりと自然の中に溶け込んでいる。

      

特徴的な屋根を持つ木造駅舎が小さな集落の中にある       国鉄形式の駅名標はもはや絶滅寸前だ      ローカル線の象徴であるキハ40形気動車がやって来た

     訪問日記    2010年3月30日 訪問

     全国のローカル線でも特にハイレベルな只見線。しかし、2011年7月の新潟・福島豪雨災害で会津坂下〜小出間が不通になった。その後、
   区間復旧を重ねるが、2019年8月現在でも会津川口〜只見間は不通のままだ。一時は路線の廃止も検討されたが、2021年度の全線復旧を
   目指しており、現在は不通区間がバス代行になっている。この災害で、会津水沼駅の駅舎は流出してしまった。

   ここは人里離れた杉林の中にポツンと佇んでおり、利用者もごくわずかだった。しかしながら、路線と共に、駅舎も以前のものと同じ形状で建て
   替えられたことは、とても幸運であった。

   ホームは1面1線の単式だが、以前は島式の2線で、さらに貨物用のホームも存在した。ところが貨物の取扱いの記録は無く、残念ながら無駄
   になったようだ。周囲にはかように探索すべき物が多いが、この辺りはツキノワグマが頻繁に出没するという。外での行動は充分に注意して
   欲しい。