2000/8/2  作成 

毘沙門駅

津軽鉄道 「毘沙門駅」 夏草が生い茂るこの季節、鉄道員は草刈りに精を出していた

    

周囲に人家は見えないが、200m程離れた所に小さな集落があった  待合室は小さいが、古くてなかなかの雰囲気   車両は昨年より導入された新型 

  訪問日記  2000年7月21日 訪問  その後2012年1月23日再訪
 
  ここはストーブ列車の運行で有名な青森県にある津軽鉄道の“毘沙門駅”である。けれども、全国の大判時刻表にも載っていないほどの小さな駅で、“停留所”という扱いに
 なっている。周囲に人家は見えないが、線路を渡ってしばらく行くと10軒程度の集落が続く町道に出た。暑い日差しを浴びた夏草はぐんぐんと生い茂り、列車の運行に支障を
 きたしそうだ。そんな理由だろうか、津軽鉄道の保線係の方が草刈りにやってきていた。草刈り機の唸るエンジン音と、刈り取った草から漂う薫りが漂うなか、のどかな午後が
 過ぎて行った。待合室で休んでいると、何処からともなく一人のお爺さんがやってきた。お爺さんに駅のことを尋ねると、何でもこの駅の裏へ少し行った所に「毘沙門様」が祭
 られていて、その名前を取って駅名にしたとか??? である。しかし、あまりにも訛りの強過ぎる津軽弁のため、申し訳ないが会話のおよそ半分以上が解らなかった。やがて
 そのお爺さんと一緒に五所川原行きの列車に乗車した。冬場になったら雪景色を見ながらストーブでスルメを焼きながらノンビリ行きたいと思う。