2001/03/19 作成

西女満別駅

石北本線 “西女満別駅” 空の玄関口へ近い駅だが、空港を利用する人はきっと知らぬに違いない

      

待合室は、造り付けの長椅子があって駅寝には良さそうだ   国道から離れ、人家も直接見えないため、静かで落ち着いた雰囲気

   訪問日記   2001年3月11日 訪問

  ここは、石北本線の美幌と女満別の駅間にある小さな駅。周囲は林に囲まれていて目立ちにくいうえ、国道からも遠く離れており、とても静かな雰囲気である。
 地理的には空の玄関口である“女満別空港”まで直線距離で1kmに満たない場所に存在する。しかし、駅と空港との間を徒歩で乗り継ぐ利用者は皆無であろう。
 周囲にある人家は、林を抜けたところに1軒の牧場と、先に続く道の遠くに点在するだけ。訪れる人もなく車の通行さえ疎らでひっそりとしている。

 今回、ここには“ちほく高原鉄道”の分線駅から一番列車に乗車して北見駅へ出た。置戸〜北見間にある小さな駅を秘境駅として狙っていたが、何れも周囲に
 人家が多く、期待外れで下車しなかった。そのため、当初訪問の予定の無かったここに降りてみることにした。北見で駅弁を購入しつつ、石北本線の普通列車に
 乗り換えて約40分、この西女満別駅へ降り立った。周囲を林に囲まれた閑静な雰囲気を一目見て気に入ってしまい、もう少しゆっくりと滞在したかった。しかし、
 後のプランに影響するため、隣の女満別駅で交換してくる対向列車に乗って戻らねばならない。たった12分という時間は名残惜しかったが、また再訪しようと思い
 後にした。