2000/1/13 作成
峠下駅
留萌本線 “峠下駅” ここでは行き交う列車が交換される 駅舎は古く雰囲気も良い
駅舎は結構大きめで、現在は保線要員の詰め所となっている 雪に埋もれる駅名標 上下ホームは千鳥配置で離れている
訪問日記 2000年1月2日 訪問
この“峠下駅”は近年まで有人駅であったが、CTC化によりタブレット閉塞が廃止されたことで、同時に無人駅にもなってしまった。それでも
古い木造駅舎は取り壊されずに残されたことは幸運である。その理由は、たとえ自動化されても、“列車交換”という重要な役割は現役であり、
同時に冬場の除雪作業員の詰め所としても活用されているためであろう。今回訪れた当日、C11のSL「すずらん号」が運行される日で、除雪
作業をするためここに多くの保線作業員が集まっていた。普段では見られないほどの活気で、いささか面食らってしまう。しかし、冷静に駅の
周りを見渡してみると、山林が広がっているだけで、人家は2軒しか見当たらない。国道こそ近いが、さほど通行量がある訳ではないので、
至って静かな雰囲気であった。さらに駅舎内には「駅ノート」もあり、今回は時間もたっぷりとあったことも幸いし、暇つぶしを兼ねてゆっくりと
記入することができた。やがて深川行きの列車がやって来て、次の目的とする“北一已駅”へ向けて乗車した。