1999/12/19 作成

智北駅

宗谷本線「智北駅」 周囲に人家はないが、3人ほど列車に乗ってきた。 待合室が新しくて綺麗。

    

昨夜から降り続いた大雪で真っ白になった      待合室は味気ないが、新しく綺麗である      中はこじんまりしていて、駅ノートもある

   訪問日記   1999年12月11日 訪問

  ここは仮乗降場として昭和34年に開設。その後一連の国鉄民営化により、1987(昭和62)年4月1日に駅へ昇格した。さらに1991(平成3)年11月1日、智恵文寄りに
 120m移設され、同時にキロ程も改められた。駅の構造は、1面1線の単式ホームに、工事現場で見かけるスーパーハウスのような待合室が乗っかっているに過ぎない。
 周囲に人家は見えず、背後に迫る山林の陰へ隠れるようにあるせいか、存在感に乏しいものであった。

 今回の宗谷本線秘境駅巡りもこの駅で最後となった。当初、この駅とよく似るの2駅先にある“智東駅”を訪問したかったが、残念ながら冬季は全列車が通過してしまう
 ため、止む無くこの駅を訪問することにした。列車が駅へ到着すると3人程の乗客があったが、周囲に人家ひとつ見えないことから、恐らく雪の中を延々歩いてきたもの
 と思われる。この近辺の無人駅には珍しく、長めのしっかりしたホームと真新しい待合室を持ち、貨車駅や掘建て小屋、更には物置風の待合室とは一線を画している。
 内部にはまだ書き込みは少ないが“駅ノート”があった。だが、書いているうちに、乗車する列車がやって来たので慌てて乗車。書きかけが心残りだが、今度訪れた際に、
 続きを書けば良いと思うが、この北辺にある小さな駅に行く機会はなかなか訪れそうに無い。