2000/10/31 作成

大阿太駅



  近鉄吉野線“大阿太駅” 人家は遠くにあり、派手な観光梨狩園のノボリが風になびいていた 

    

駅は有人で列車交換のできる設備を備える     遠くに小さな住宅地が見える。自転車やバイクの数から判断するとそこそこ利用者はいるのだろう


  訪問日記  2000年9月8日 訪問

  この駅は近鉄吉野線の“大阿太駅”という小さな駅だ。列車本数も30分に一本ほどあり、周囲も開けているため秘境駅という雰囲気には乏しい。
 しかし、駅の周囲にはなぜか人家が存在しない。けれども過去には宅地造成をした跡があり、恐らく計画が頓挫したのであろうか、重機と共にコ
 ンクリートで固めた基礎だけが残っている。駅前一等地であるにも関わらず、繁茂する雑草に埋もれて半ば遺跡と化していた。そんな状況である
 から、右の写真の通り、人家のある場所はかなり遠い所にある。しかし、ここは駅員が常駐する有人駅である。夕刻迫る時間というのに訪れる人
 は無く、駅前やホームには「大阿太観光梨狩園」と称したノボリがやたらと目に付いた。休日には観光客が沢山訪れるのであろうか?それでも梨
 狩りの季節が終わってしまえば、もとの寂しさ漂う秘境駅へと変貌してしまうのかも知れない。

 ※近年、宅地造成・分譲が始まったそうです。間もなく周りに人家が増えて行くものと思われます。