2000/11/19 作成

閑蔵駅

      

大井川鉄道・井川線“閑蔵駅” 林に挟まれた薄暗い駅に、雨降りの朝がやってきた   終点の井川まであと一駅だ

  訪問日記  2000年11月16日 訪問

  今回は大井川鉄道の秘境駅訪問旅として、車を使ってやって来たというのは、先日公開した“尾盛駅”のページで紹介した通りだ。昨夜は接阻峡温泉の資料館にある、大きな
 駐車場で泊まった。車といってもワゴンタイプの4輪駆動車で後席を畳むと寝場所を確保できるスペースが出現し、車中泊には便利である。エンジンを止める代わりに自分の体に
 ビールを給油?していると、うつらうつらとして来た。雨の中、山道を走り続けて疲労していた体は、やがて爆睡モードへと突入して行く。

 目を開けると朝がやって来ていた。すでに昨夜のうちに閑蔵駅の場所を確認しておいたので、すんなりと到着出来た。雨が時折降る中、この林に囲まれた駅へ入って行く。ここに
 は列車の交換設備があり、井川線独特の低いホームが異様さを放ち、まるで信号場のような雰囲気である。さらに線路の規格も低く、ほとんど森林鉄道と変わることはない。手前
 に簡素な庇だけのベンチがあるだけで、最低限の接客設備だけは備わっているようだ。しばらく探索していたが、雨が激しくなってきたのでさっさと車に引き上げてしまった。次は
 人里離れ、車道はおろか歩道さえない“尾盛駅”へ訪問するため、接阻峡温泉駅へ車を走らせた。